首元から肩口胸にかけてのライン
首元から肩口胸にかけてのラインは、女性の身体の作る曲線の中でも最も綺麗なラインを描いている場所、と言っていいでしょう。漫画などでもキャラクターを斜めから描いて、この辺りを綺麗に見せるようにしていますし。舞台(宝塚、歌舞伎)でも同じ、所謂7:3の角度で綺麗に見せるようにしています。
でも年齢とともにどうしても衰えてくるのが、首の筋肉。普通、腹筋とか背筋を鍛えていても、首の筋肉のストレッチとかはあまり聞きません。でもたるんで皺もできてしまって、どうしよう・・・・スカーフとかで隠すのがいいかも、と思う方もいると思いますが。ここはあえて、逆の方法でいってみるのはいかがでしょう。
人間の身体と言うのは不思議なもので、「見られている」と思うと緊張するものです。何かの面接などに行った時、身体が緊張するといった経験をすると思います。緊張するという事は、その筋肉に力が入るという事でもあります。つまり、油断してたるんでいた筋肉が、慌てて緊張するわけですね。
最初は抵抗があるかもしれませんが、頑張って(特に夏場)首を見せるような服を着てみてはどうでしょう。歩いていてショーウインドウに映った姿を見て、「うわ」と思うかもしれませんが、そこで「これじゃいけない」と思えばしめたものです。次のショーウインドウでもう1回見てみましょう、「さっきより首が伸びてるかなあ」となったらOKです。
自分や人に見せることで、身体は美しくなれるのです。だぶだぶした服を着ていると、中身までだぶだぶしてしまうことがあります。あえて直したい部分をしっかり見せて、見て、少しずつ綺麗になっていくのも楽しいものですよ。
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